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小西 美奈子 院長

MINAKO KONISHI

赤ちゃんの視力検査から大人の方の眼底検査まで
長年の経験を活かし、眼病の早期発見に注力する

慶應義塾大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院にて勤務。済生会神奈川県病院、国立病院機構東京医療センターでの勤務、済生会神奈川県病院眼科の医長職を経て、2004年、こにし・もりざね眼科の院長に就任(小田急小田原線・多摩線「新百合ヶ丘駅」南口より徒歩2分)。

小西 美奈子 院長

小西 美奈子 院長

こにし・もりざね眼科

川崎市麻生区/上麻生/新百合ヶ丘駅

  • ●眼科
  • ●小児眼科

困った方の力になりたい、という気持ちが医師を目指すきっかけに

小西 美奈子 院長

中学の頃、ネパールで流行した結核の治療に力を注いだ内科の先生のお話を読んだんです。発展途上国の方の力になりたいと思ったのが、医師を目指したきっかけですね。
慶應義塾大学医学部を卒業後は、慶應義塾大学病院で勤務。その後、済生会神奈川県病院、国立病院機構 東京医療センターと関連病院でお世話になり、済生会神奈川県病院では眼科医長を務めさせていただき、多くの臨床経験を積みました。勤務医時代にご縁があり、お知り合いになったのが当院の前院長、森実秀子先生です。2004年、森実先生の後を継ぐ形で『こにし・もりざね眼科』の院長に就任させていただきました(小田急小田原線・多摩線「新百合ヶ丘駅」南口より徒歩2分)。専門として眼科医を選んだのは、手術に興味があったからなのですが、研修の時拝見した眼科の手術が、とてもきれいで素晴らしい手術でした。その様子に感動して自分もこんな手術をしていみたいと考えたんです。私自身も勤務医時代、多くの手術を経験したのですが、昔と比べて眼科の手術はとても進化しています。治療方法の研究やお薬も良いものがでているので、早期発見・早期治療で進行を防止できるように努めていきたいです。

豊富な診療経験をもとに、診断・治療・手術のご紹介まで的確におこなう

小西 美奈子 院長

クリニックには患者さんはお子さんからご高齢の方まで、とても幅広い年代の方がいらっしゃいます。もともと角膜疾患が専門だったのですが、お子さんの患者さんも多いので小児眼科の診療も得意になりました(笑)。中学生まで入れると患者さんの3分の1位はお子さんです。ですから、近視、ドライアイ、ものもらい、といった症状から中高年の方に多い白内障、緑内障や加齢黄斑変性まで幅広い疾患に対応しています。
治療は点眼薬や飲み薬が基本になります。ものもらいの切開など簡単な処置は当院で、手術や入院が必要な場合には外部の医療機関と連携をとり治療をおこなっています。以前は済生会神奈川県病院まで患者さんをお連れして手術をおこなうこともありましたが、今は診察・診断に徹しています。多くの医療現場を経験し、私自身も手術の執刀をしたことあるため、患者さんの症状や状態を拝見すれば、どの病院のドクターにお願いすればいいのか的確に分かるようになりました。患者さんの手術後、当院で引き継いで経過観察をおこなうこともよくありますね。これからも開業医として、患者さんに適切な診療を提供したいと考えています。

お子さんから大人の方まで病気の早期発見に力を注ぎたい

小西 美奈子 院長

今後は、中高年以降の方であれば緑内障の早期発見・早期治療を。お子さんであれば、視力の発達を見守ってあげることに力を入れていきたいですね。目の病気は検診で異常が見つかることも増えてきているのですが、時々ものもらいなど別の疾患でいらした際に見つかることも少なくないんです。まだまだ定期的に検査を受けない方も多いので、眼底検査などで早期発見に努めたいと考えています。
お子さんの視力に関しては、近視のお子さんが増えていることが気になります。近視は治せないものの、進行を少しでも遅らせたいという親御さんのお気持ちも強く、近視進行抑制の一つの方法として、オルソケラトロジーという方法を取り入れています。これは特殊なコンタクトレンズを寝ている間に装着することで視力を改善させる方法ですが、中止すれば元の近視に戻ります。コンタクトレンズを安全に使用できることが前提ですので、だいたい小学校高学年以上の年齢をおすすめしています。
また、視力の発達という点では、異常の早期発見をするために、赤ちゃんの視力検査も実施しています。赤ちゃんは興味を持ったものを目で追いかけるので、その視線を読んで指標に基づいておおよその視力の発達を判断しています。これは小児眼科専門医でもあった森実先生が検査に導入され、首がすわった頃から検査が可能です。

子どもの診療では、親御さんへの配慮も大切に

お子さんの診療では、1歳位まではあまり泣かないお子さんが多いのですが、2歳、3歳と成長するに従い、嫌がるお子さんも増えてきます。ですからまずは、たわいない会話でお友達になるところから始めています(笑)。お話をしていて心が通じた時はとても嬉しいですね。また、お子さんの受診や検査では、ご本人もそうですが親御さんにも負担がかかります。私自身も子育てをして、悩むことも多いので、親御さんの心配する気持ちや心苦しさが分かるんです。ある小児科の先生がおっしゃっていたのですが、子どもの診察では子どもをみることも大切ですが、親御さんのケアもしていかなければいけません。当院では診察の際、安心してもらい、治療の必要性を理解してもらうため、お話をしっかりすることを大切にしています。将来的に時間ができたら、お父さん・お母さん方の気持ちのケアもおこなっていきたいですね。

これから受診される患者さんへ

以前、アレルギー性結膜炎を疑われた赤ちゃんが診療の終わりに、目のあたりをぐりぐりとものすごい力でこする仕草をしたがあったんです。1歳未満でアレルギー症状がでることはあまりないため、もしかしたらと思い眼底を検査したところ、網膜芽細胞腫という、命にも関わる病気だったことがありました。目が見えない時に表面を押さえつけると光を感じるため、赤ちゃんが失明しかかっているサインだったんです。
こうした赤ちゃんの例はまれですが、お子さんは目が悪くてもその状態が普通と考えてしまうことがあります。弱視であっても普通に行動することもあるので、なかなか普段の生活からは視力の悪化を把握することができない場合も多いんです。普通の弱視であれば3〜4歳位で見つければ治りますので、3歳児検診などで視力チェックをするか、3歳位を目安に眼科で目のチェックをお勧めしたいですね。大人の方の場合でも、目の病気は自覚症状がないことがほとんどです。ですから結膜炎やものもらいで受診された方でも、診察の際には眼底の中心を必ず診察するようにしています。
ただ、詳しい検査やご説明をするため、予想よりも診察時間が伸びてしまうことがあるのが今の悩みです。予約システムを導入してかなり改善はされましたが、状況によってお待たせすることもあり、患者さんには日頃から申し訳なく思っています。丁寧な診察をモットーとしておりますので、何卒ご理解いただければと思います。目の病気は早期発見が大切。早めに治療をすることで視力を維持することも可能です。異常がなくても年に1度は定期的に検査を受けていただきたいですね。

※上記記事は2018年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

小西 美奈子 院長 MEMO

眼科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味:テニス
  • 好きな本:ヨーロッパの王家の話
  • 好きな映画:カサブランカ
  • 座右の銘:人との気持ちのつながりを大切に
  • 好きな音楽:ジャズ
  • 好きな場所:山の見える場所

グラフで見る『小西 美奈子 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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