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石田 一雄 院長

KAZUO ISHIDA

苦しい呼吸器系の症状を諦めずに改善したい

長崎大学卒業、同大学大学院医学科卒業。聖マリアンナ医科大学内科を経て、柿生内科クリニック副院長として経験を積む。2010年、麻生区新百合ヶ丘駅近くに新百合ヶ丘石田クリニックを開院、院長に就任。

石田 一雄 院長

石田 一雄 院長

新百合ヶ丘石田クリニック

川崎市麻生区/上麻生/新百合ヶ丘駅

  • ●内科
  • ●アレルギー科
  • ●呼吸器内科

呼吸器内科の診療で地域の方に貢献したい

石田 一雄 院長

幼少期は身体が弱く、よく病院でお世話になり、その頃から人助けができる職業への憧れをもっていました。歯科医だった父の姿をみて育ったこともあり、自然と医師の道を目指したように思います。母校の長崎大学は呼吸器科を専門とする医師が多く、支持していた先輩や恩師の影響を受け、呼吸器内科を専攻しました。肺がんや喘息など呼吸器科は治療が難しい分野で、特に肺がんは日本人男性の死亡原因第一位の疾患であり、喘息を発症する方も増え続けている、という厳しい現状を研修時代救急の現場で多く目の当たりにし、これらの症状で困っている方の力になりたいと思いました。呼吸器系の疾患は緊急な処置を要する場合が多く、肺炎や喘息などの呼吸器疾患は素早く適切な対応をすることですぐに結果がでる、という点においても、自分の性格に合っていると感じました。長崎大学で研修医となり、同大学大学院医学科を卒業し博士号を取得しました。その後、大学院で指導して頂いた恩師が聖マリアンナ医科大学微生物学教室の助教授となり、私も一緒に上京しました。当初はリュウマチ膠原病内科を扱う医局にいましたが、その後呼吸器内科で経験を積み、呼吸器内科の講師を経て、2004年に退職し、知り合いの医師のクリニックで6年間副院長として勤め、2010年に新百合ヶ丘石田クリニックを開院しました。直前まで勤めていた柿生内科クリニックや聖マリアンナ医科大学とも近く、馴染のある土地でもあることから、新百合ヶ丘での開院に至りました。

幅広い世代の呼吸器全般の症状を診察

石田 一雄 院長

当院は6歳からの診療が可能で、様々な年齢層の方にお越し頂いています。新百合ヶ丘駅から近く、利便性も良いので、特に近隣にお住いの方が多くいらっしゃいます。診療項目は呼吸器内科、内科、アレルギー科です。呼吸器内科では喘息をはじめ、咳・痰などの呼吸器のトラブル、肺気腫など、患者さんの症状に合わせて診療をおこなっています。また、これら呼吸器疾患を中心に、高血圧症・高脂血症などの生活習慣病を改善するための治療や各種予防接種など、内科全般に関わる診療もおこなっています。最近は、ほこり・花粉・食物などに含まれるアレルゲン物質が原因で過剰な抗原抗体反応を引き起こすアレルギー疾患の方も多く、当院では薬物治療をおこなうだけでなく、アレルゲンを体内に取り込まないための生活指導もおこなっています。喘息・アレルギー性鼻炎・アレルギー性咽頭炎などの呼吸器系アレルギー疾患だけでなく、花粉症を含む鼻炎や副鼻腔炎など気道系の疾患まで、幅広い疾患に対応しております。

喘息を重症化させないための早期発見・早期治療を

石田 一雄 院長

喘息(気管支喘息)は、2000年代に入り、花粉症の増加と共に増え続けている現代病の一つで、炎症を起こして狭くなった気道が様々な刺激を受けることで更に狭くなり、呼吸が苦しい・咳込むなどの症状がでます。喘息というと、子供の病気だと認識している人が多くいらっしゃいますが、成人になってからも発症する病気で、小児喘息だけではなく、65歳以上で発症する高齢者喘息と、お子様からご年配の方まで喘息になる方が増え続けている傾向にあります。アレルゲン物質の増加・大気汚染・化学物質・ストレスの増加・清潔すぎる環境など生活環境の変化が喘息を発症させる要因のひとつとも考えられており、体質的にアレルギーを起こしやすい方が発症し易い病気です。また、喘息は症状の幅が広く、軽症の方が多いのも事実で、なかには一年に一度咳込む程度で自然に治り病院にかからない方もいらっしゃいます。実際喘息で受診される方は、夜間咳込む・苦しくて眠れない、昼間は症状がないが夜間に症状がでるなど、中等症以上か、ある程度症状が重くなってから来られる方がほとんどです。喘息の症状が悪化する方が増え続けており、生活に支障をきたすことなく快適に過ごして頂けるようになって欲しいと思い日々患者さんと向き合っています。重症化させないためにも、少しでも違和感があれば早いタイミングで受診し、現在の呼吸の状態を把握しておくことが大切です。

最先端の医療機器による隠れた呼吸器系疾患の診断も

私は呼吸器系専門医として、呼吸器系の疾患で、特にアレルギー感染症をメインに救急での診療も多く経験して参りましたので、当院ではアレルギー系の呼吸器疾患や感染性の呼吸器疾患には十分対応できるような体制を整えております。なかには、肺がんなど大学病院での対応が求められる呼吸器系の疾患もありますが、喘息、軽症から中等症の肺炎、慢性閉鎖性肺疾患など、外来で経過を診ていけるように、当院では大学病院レベルの医療機器を導入しております。咳が長く続く、少し動くと息が苦しくなるが安静にしていれば症状は出ない、風邪をひくと息が苦しくなるという方に、慢性閉鎖性肺疾患や喘息を患っている方が多く、総合呼吸抵抗測定装置(モストグラフ)や呼吸機能測定装置(スパイロメーター)を用いて、呼吸器系の隠れた疾患に対して精密な診断をすることができます。これら呼吸の状態を把握する為の検査機器は大きな病院でも導入していないところがありますので、是非お気軽にご相談頂ければと思います。また、喘息や慢性閉鎖性肺疾患に対する有効性の高い吸入薬も豊富に揃えています。患者さんにしっかり説明し納得して頂いた上で、お薬の処方箋をだしておりますので、分からない点や不安があれば遠慮なく聞いて頂きたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

当院は、患者さんのお話をよく聞くことをモットーにしておりますが、診察の短い時間では聞き取りが不十分になることもありますので、看護師やスタッフからも大事なポイントをもう一度聞くなどの聞き取りの徹底をおこなっています。特に、患者さんが何にお困りで、どの症状を改善させたいのか正確に把握し、適切な診療をおこないたいと常々思っております。夜間や早朝に咳が出て困る、身体に負荷がかかった状態で咳が出る・息切れするなどは、健康な方にはみられない症状ですので、一度受診されることをおすすめします。また、現在喘息の治療中で、なかなか症状が改善されないという方にも、諦めずに是非お越し頂きたいと思っています。

※上記記事は2018年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

石田 一雄 院長 MEMO

  • 出身地:福岡県
  • 趣味:ウォーキング
  • 好きな本:以前は白樺派の小説が好きで、志賀直哉・武者小路実篤の作品が好きで読んでいた
  • 好きな映画:SF系、『ジュラシックパーク』、『スタートレック』
  • 好きな言葉・座右の銘:誠実
  • 好きな音楽:クラシック、チャイコフスキー
  • 好きな場所・観光地:箱根

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